冬春期は、日照に恵まれた平坦地で、夏期は、昼夜の温暖差の大きい冷涼な高原地帯で産地が形成され、特徴ある銘柄トマトが生産されています。大規模な機械選果場が整備されており、選果選別の徹底により品質の高いトマト生産がおこなわれています。
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沼田市では夏から秋に栽培され、7月上旬から11月上旬まで出荷されます。沼田市とその周辺地域のトマトは「夏美人」「尾瀬トマト」の名で市場で高く評価されています。
トマトには、かつお節や昆布など、日本の伝統的な料理に使われているダシと同じようなうま味成分「グルタミン酸」が含まれています。トマトをよく噛んで食べるとうま味が舌に残ります。
品種の特徴
- 桃太郎[ももたろう]大玉のトマトで現在国内で生産されているトマトの70%はこの品種です。また水を押さえて作るフルーツトマトもこの品種が使われています。
- りんか409[りんか409]桃太郎よりやや小さく、しっかりとしているため日持が良いのが特徴です。
- ぜいたくトマト[ぜいたくとまと]日本デルモンテ(株)(沼田市白沢町試験場)で育成された食味の良い新品種。小ぶりで、濃厚な甘みと、なめらかな果肉が特徴のフルーツトマトです。
- 夏美人[なつびじん]昼夜の気温差が大きい標高400~700mの高原地帯で栽培され、身が引き締まってコクのある甘酸のバランスのとれた食味の良いトマトです。
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- 「トマトが赤くなると医者が青くなる」トマトをたくさん食べることで健康体になるので、医者の稼ぎが減ってしまい大変困るという意味です。
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