直売所への出荷が盛んな野菜の一つです。ジャガイモやニンジン同様年間を通じて需要があります。近年では家庭菜園での栽培も盛んに行なわれ、各家庭でも収穫後の玉ネギを軒先に吊し、干している風景が良く見られます。
詳細
ユリ科ネギ属の一年草または二年草に分類され原産は中央アジアと言われています。日本には江戸時代に長崎に伝わりましたが、当時は観賞用でした。食用の栽培は明治に入ってから札幌で始まり、今でも北海道では栽培が非常に盛んな作物の一つです。
品種の特徴
- 黄玉ネギ[きたまねぎ]普段もっとも食べられている種類が、この黄玉ネギ。じっくり加熱すると辛味成分が変化して、砂糖の50倍とも言われる甘さに変わると言われています。
- 赤玉ネギ[あかたまねぎ]果皮が赤紫色の玉ネギで紫玉ネギとも呼ばれています。中の皮も赤紫色をしていますが、肉そのものは白いので、断面はきれいな層になっています。
- 新玉ネギ[しんたまねぎ]多くは早生と呼ばれる品種と白玉ネギですが、中には黄玉ネギもあります。水分が多くてやわらかく甘味があるので、生のままサラダなどでおいしくいただけます。
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- 「涙の出ない調理法」調理前に玉ネギと包丁を冷やしたり、水で濡らして切ると、涙が出にくくなります。
- 玉ネギには、血液をサラサラにしてくれる効果があり、血液がサラサラになると、肩こりやむくみの解消、美肌、冷え性の改善などのメリットがあります。