煮物の材料としておなじみの食材。親芋に寄り添うように、子芋、孫芋とたくさんの芋ができるので、子孫繁栄の縁起物として正月料理等にも使われます。芋のほかに、茎の部分をそのまま、あるいは干して乾燥させた物は「ずいき」「芋がら」と呼ばれ、食べられます。
東南アジアが原産でタロイモ類の仲間でサトイモ科の野菜です。山でとれるやまいもに対して里で栽培しているため里芋の名前が付いたとも言われています。日本では縄文時代から栽培されていたため、イエツイモ、ツルノコモ、ハスイモ、ハタイモなどたくさんの呼び名(別名)があるのも里芋の特徴です。