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田市かん沼田市ずかん

里芋

名産エピソード

煮物の材料としておなじみの食材。親芋に寄り添うように、子芋、孫芋とたくさんの芋ができるので、子孫繁栄の縁起物として正月料理等にも使われます。芋のほかに、茎の部分をそのまま、あるいは干して乾燥させた物は「ずいき」「芋がら」と呼ばれ、食べられます。

詳細

東南アジアが原産でタロイモ類の仲間でサトイモ科の野菜です。山でとれるやまいもに対して里で栽培しているため里芋の名前が付いたとも言われています。日本では縄文時代から栽培されていたため、イエツイモ、ツルノコモ、ハスイモ、ハタイモなどたくさんの呼び名(別名)があるのも里芋の特徴です。

品種の特徴

  • 里芋[さといも]代表品種は土垂と言われる品種で、子芋と孫芋を利用します。おもに関東地方で栽培されていている小ぶりの里芋です。貯蔵性が高く周年出回っています。
  • 芋茎[ずいき]里芋の葉柄のことです。また、芋茎を乾燥させたものは「いもがら」と呼ばれ、水で戻してから使います。
豆知識
  • 里芋のヌメリ成分には栄養や効能が詰まっています。調理の際は、ヌメリ成分を残して使うことが大切です。
  • 戦国の時代には、里芋の茎を縄状によって、味噌・酒・かつお節で煮込み乾燥させたものを、縄として使うほか、兵糧食にも使われていたようです。

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