沼田市でのニラの栽培は市場出荷で年間6.5t程度で、10年前から比べると3分の1程度にまで減少しています。ただし周辺の地域と比べると沼田地域ではニラ作りは盛んに行なわれている作物の一つと言えます。
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多年草で、暑さや寒さに強く、枯死(こし)することがないので、畑に一度植え付ければ数年収穫できます。餃子のたねやレバニラ炒め、ニラ玉、チヂミなどでおなじみのニラ。夏のスタミナ食材としてもよく使われます。ニラの香りは食欲増進にもなるので、体力をつけたいときにうってつけの野菜と言えるでしょう。
品種の特徴
- 葉ニラ[はにら]長さは30cmくらいで、濃い緑色の葉を食べる一番身近なニラです。特有の香りを生かして炒め物や鍋物、餃子の具などに使われています。
- 黄ニラ[きにら]別名「にらもやし」。葉ニラと同じ品種を日光に当てないようにして軟化栽培して黄色に育てています。ほのかに甘く、香りは淡く上品です。
- 花ニラ[はなにら]葉ニラの茎が伸びてつぼみがついた状態のニラです。つぼみと花茎の部分を食べます。油との相性が良く、炒めるとシャリッとした独特の歯ごたえになります。
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- ニラ独特の強い香りは、アリシンという成分です。香りが強いねぎや玉ねぎよりも多く含まれています。
- ニラはお腹の調子を整えるので、おじやなどにも使われます。