沼田市では利根町での生産が多く市場出荷や直売所などにも出荷されています。また、紫色をした紫ニンジンを使用し、その色を生かしてリンゴジュースや果実酒とブレンドした加工品が作られています。
詳細
セリ科の一年草で原産はアフガニスタンとその周辺で、ヨーロッパから中国へと伝わり、日本へ入ってきました。西洋種のほか東洋種も伝わりましたが、東洋種の栽培が困難であったことから、現在では栽培しやすい西洋種が主流になっています。
品種の特徴
- 五寸ニンジン[ごすんにんじん]一般的に出回っているオレンジ色のニンジンです。名前のとおりサイズが五寸(15~20cm)程度です。強力な抗酸化力をもつ成分・カロテンが豊富に含まれています。
- 紫ニンジン[むらさきにんじん]紫色をした、五寸ニンジンに比べて甘みがある、細身のニンジンです。紫色の部分にはブルーベリーと同じアントシアニンという色素が含まれています。
- 黄色ニンジン[きいろにんじん]皮が黄色のニンジンです。様々な種類がありますが、やわらかくて甘く、サラダなど生で食べるのに向いています。
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- 日本でニンジンと言えば、漢方薬のお種ニンジンのことで、今のニンジンはセリニンジンと呼ばれていました。
- スーパーで売っているニンジンには皮がありません。実際は、出荷される時に泥とニンジンの薄い皮も一緒に洗い落とされているからです。