群馬県におけるこんにゃく芋は、中山間地域における重要な特産物で、収穫量は全国第1位、9割のシェアを誇っています。
大型機械を活用した大規模な生産者が多いのが特徴です。
詳細
沼田市とその周辺地域のこんにゃく栽培面積は、約1200haほどで、県内の栽培面積の40%を占めています。
4月に土壌消毒が始まり、5~6月の植え付け、夏期間の防除作業を経て、10~11月に収穫を行います。
生芋こんにゃくは、スーパーなどで販売されている粉から作ったこんにゃくと違い、独特のコシや歯切れがあり、煮物やおでんにした時の味のしみこみが良いのが特徴です。
品種の特徴
- はるなくろ群馬県育成品種です。中生種ですが、病気に弱いことなどから生産量は全体の7%程度です。
- あかぎおおだま群馬県育成品種です。中生種で非常に大きくなる品種です。生産量は全体の64%です。
- みょうぎゆたか群馬県育成品種です。晩生種で、収量が少なく病気に弱いことから今では全体の0.2%程度しか生産されていません。
- みやままさり群馬県育成品種です。中性種でもっとも新しい品種で、品質が非常に良く、沢山増える品種です。生産量は全体の28%です。
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- 群馬県で作られた品種が多く、上毛三山「榛名山、赤城山、妙義山」にちなんだ名前となっています。近年、「三山まさり(みやままさり)」が登場してきました。
- こんにゃく芋が育って、出荷されるまでは、3年もの年月がかかります。出荷規格の大きさに成長するまでに、寒冷な気候により3年間かかる場合が多いためです。
- こんにゃく芋のことをインドではある動物の足に例えており「ぞうの足」と呼ばれています。
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