市場向けに、しいたけ、なめこ、ヒラタケなどが出荷されるほか、直売所ではマイタケ、エリンギ、ハナビラタケなどが販売されています。
詳細
きのこの種類はとても多く、日本には4000~5000種類のきのこが存在していると言われていますが、正確な数は分かっていません。そのうち、食べられるきのこは約100種類ほどあり、逆に食べられない毒きのこは約40種類が知られています。その他の大半のきのこは食べられるかどうか不明となっているそうです。ちなみに食卓によくのぼるのは約20種類で、その大半は人工栽培のきのこです。
品種の特徴
- しいたけ[しいたけ]干ししいたけはダシ取りにも利用されるなじみ深いきのこです。天然では椎(しい)などの広葉樹の枯れ木や倒木に生えます。名前の由来は椎に生えていたからだそう。
- なめこ[なめこ]独特のヌメリがある品種です。このヌメリは胃腸の粘膜を保護して、肝臓や腎臓の機能を高めてくれます。二日酔いの解消におすすめです。
- マイタケ[まいたけ]スーパーでよく見かけるきのこの一つで、香りがしっかりあるのが特徴です。マイタケ特有の成分には、抗がん作用があると言われています。
- エリンギ[えりんぎ]なじみのある品種ですが、日本には自生しないきのこです。エリンギに含まれるキノコキトサンは、脂肪を包み込み体外に排出し脂肪を燃焼させる効果が期待できます。
- ハナビラタケ[はなびらたけ]コリコリした食感が特徴です。天然は少なく「幻のきのこ」と言われています。β-グルカンという成分が多く含まれていて、免疫力を高める効果が期待できます。
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- きのこは植物のように光合成で栄養を作ることができません。枯れ木などの有機物を分解し吸収することで栄養を取っています。
- 世界で一番古くにきのこが食べられたとされるのは、1万3000年前です。チリの遺跡から、きのこを食べていたとみられる痕跡が発見されています。