夏の冷涼な気候を生かして栽培される夏秋大根は、6~10月まで出荷され、緑肥を使った土作りにより連作障害を回避するなど、環境に配慮された生産が行われています。また、赤城南麓地域では秋冬大根が栽培されています。
詳細
沼田市は、日当たりが良く、日照時間が長いことと、火山灰土土壌により水はけが良いことなどから、根の生長が良くなり良質な大根が作られます。
緑肥を使った土作りとは、レンゲや麦などの植物を育てて土壌にすき込み、後から栽培する作物の肥料として利用することです。
大根は使う部分によって味や食感が変わります。葉っぱから下に行くほど辛味が増しますので、料理によって部位を選びましょう。
また、葉にも栄養が多く含まれているため、葉も無駄なく使いましょう。
品種の特徴
- 青首大根[あおくびだいこん]市場にいちばん多く出回っている大根です。首の部分が緑色なので「青首」といわれ、太さが均一で長細く、甘味があり幅広い料理に使えます。
- 辛味大根[からみだいこん] 普通の大根より小ぶりでずんぐりしています。水分が少なく、辛味が強いのが特徴で、おろしてそばやうどんの薬味として使われます。
- 二十日大根(ラディッシュ)[はつかだいこん(らでぃっしゅ)] 和名の通り、20日ぐらいで収穫ができることから、「二十日大根」と呼ばれているミニ大根です。色が鮮やかなため、サラダの彩りとして食べられます。
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- 「大根どきの医者いらず」収穫時にはみんな健康になり、医者がいらなくなるという意味。※昔から大根はお腹の調子を整え、消化を良くする食材と言われています。
- 1月7日に食べる七草がゆにも「すずしろ」という名前で使われています。漢字で書くと「清白」です。
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