沼田全域で栽培されていて、近年では生産量が少なくなっていますが、年末需要に向けて早い時期の出荷ができる品種を、ハウス栽培による付加価値のある出荷を目指しています。
詳細
ユリ科の植物で、地上に伸びてくる新芽の茎を食用とします。種を植えてから収穫まで2年から3年かかりますが、その後10年間ほど同じ株で次々と芽が出て収穫ができます。日本へは、江戸時代にオランダ人によって長崎に伝えられました。当時は「オランダキジカクシ」や「西洋ウド」などと呼ばれ、食用ではなく観賞用として栽培されていました。食用として栽培され始めたのは昭和30年代に入ってからです。
品種の特徴
- グリーンアスパラ[ぐりーんあすぱら]最も多く流通しているアスパラガスです。新陳代謝を促し、体力回復効果のあるアスパラギン酸を多く含みます。
- ホワイトアスパラ[ほわいとあすぱら]ヨーロッパなどで主流の、土などを寄せて日が当たらないように育成させた白いアスパラガスです。グリーンアスパラガスに比べて苦味やくせがないのが特徴です。
- パープルアスパラ[ぱーぷるあすぱら]表皮の部分にアントシアニン系の色素を多く含み、鮮やかな紫色をした品種です。やわらかく甘みも強いのが特徴で、やわらかい先を生のまま食べることもできます。
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- アスパラは、1日に5cm以上も大きくなります。収穫後もまだ上に伸びようとするので、保存するときには横ではなく、冷蔵庫に立てて保存しましょう。
- アスパラガスには、疲労回復、スタミナ増強に効果のあるアミノ酸の一種、アスパラギン酸が多く含まれています。アスパラギン酸は、穂先に多く含まれます。